広葉樹ウォールナットでの家具選びで、このようなお悩みはありませんか?

  • ウォールナット木材の特徴やほかの木材との違いがわからない
  • 美しい色合いや経年変化の魅力について詳しく知りたい
  • 高価な金額に見合う価値があるのか判断に迷っている

本記事では、木材専門家の監修のもと、広葉樹ウォールナットの木材としての特徴から独特の色味、時間とともに深まる経年変化まで、家具選びに必要な情報を網羅的に解説します。世界三大銘木として長年愛され続ける理由と、具体的な魅力を理解することで、あなたに最適なウォールナット家具選びができるようになります。

本記事のポイントは次の通りです。

記事のポイント
  • 世界三大銘木としての格式と特徴
  • 独特の色合いと経年変化による価値向上
  • 幅広い用途と優れた実用性
  • 他の高級木材との明確な差別化
  • 適切な選び方と信頼できる調達方法

山仁物産では、クルミ材を含む高品質な国産広葉樹材を取り扱っています。詳しくは、公式ページをご覧ください。

ウォールナットはどんな木材?広葉樹としての特徴

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説

広葉樹ウォールナットは、世界中で愛される高級木材の代表格です。美しい木目と深い色合いが特徴で、家具材としては高級品という位置づけです。広葉樹特有の硬質で耐久性に優れた性質により、長期間使用できる家具として重宝されています。以下、詳しく解説していきます。

広葉樹ウォールナットの基本情報

広葉樹ウォールナットは北米原産の高級木材です。

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説

学名「Juglans nigra(ユグランス・ニグラ)」で知られるブラックウォールナットが特に有名で、北アメリカ東部を中心に自生しています。広葉樹特有の複雑な木目と、心材(樹の中心部分)の深いチョコレートブラウンが特徴的です。標高や気乾密度などの情報は、次の通りです。

産地主に北米(アメリカ、カナダ)
樹高通常20~30メートル
気乾密度(※)0.55~0.66g/cm³(中硬木)
主な用途高級家具、楽器、工芸品
※自然乾燥した状態でどれくらい重いかを示す数値

高級家具や楽器などに使われ、木材業界で価値の高い広葉樹のひとつとされています。

世界三大銘木に数えられる理由

ウォールナットがマホガニー、チークと並んで世界三大銘木に選ばれるのは、美しさと実用性を兼ね備えているためです。深みのある色合いと美しい木目パターンは、時間が経つほど魅力を増します。

木目濃淡のコントラストが美しい木目
耐久性適切な管理で100年以上の使用が可能
加工性削りやすく、仕上がりが美しい
希少性・成長が遅く、良材の確保が困難
・英国貴族やヨーロッパの家具で高評価

上記のような優れた特性や歴史的価値により、高級家具材として不動の地位を築いているのです。

針葉樹との違いから見る木材の価値

広葉樹ウォールナットは針葉樹と比較して、特に強度と美しさで優れています。広葉樹と針葉樹の構造的な違いが、木材としての価値を大きく左右します。広葉樹は複雑な細胞構造を持ち、針葉樹よりも密度が高く耐久性に優れています。広葉樹と針葉樹の主な違いは次の通りです。

項目広葉樹針葉樹
密度0.55~0.66g/cm³0.35~0.45g/cm³
強度高い低い
木目複雑で美しい単調
色の深み豊か淡い
価格高価安価

広葉樹のなかでもウォールナットは、長期使用を前提とした高級家具にぴったりな木材といえます。広葉樹木材と針葉樹木材の違いについて、詳しく解説した記事もあるので、ぜひご覧ください。

ウォールナットに近い魅力をもつ木材として、国産では「オニグルミ」が挙げられます。山仁物産では、深みのある色合いとしなやかな質感のオニグルミを、使いやすい形でご用意。家具や小物づくりにぜひお役立てください。

ウォールナット木材の色・木目とその魅力

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説

ウォールナット木材最大の魅力は、深い色合いと美しい木目にあります。広葉樹特有の複雑な木目パターンと、チョコレートブラウンからダークブラウンまでの豊かな色調が、高級家具材としての価値を高めています。ここでは、ウォールナットの見た目の美しさやデザイン性について詳しく解説します。

深みのある色合いと美しい木目

ウォールナットの色は深いチョコレートブラウンが基調で、美しい木目が特徴的です。心材部分は濃い茶褐色で、辺材との美しいコントラストを生み出します。広葉樹特有の複雑な導管構造により、波状や縞状の美しい木目パターンが形成されます

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説
ウォールナットの板目(出典:木材博物館
心材深いチョコレートブラウン〜ダークブラウン
辺材クリーム色〜薄茶色
木目波状木目、縞杢(しまもく)(※1)、鳥眼杢(とりめんもく)(※2)など多様
光沢自然な艶と上品な質感
※1 縞状の木目模様 ※2 小さな丸い斑点がたくさん並んだ模様

独特な色と木目の組み合わせが、ウォールナット材を世界最高級の木材たらしめています。

家具や内装で映えるデザイン性

ウォールナット木材は優れたデザイン性により、どんな空間にも高級感をもたらします。深い色合いと美しい木目は、モダンからクラシックまであらゆるインテリアスタイルに調和。特に、無垢材特有の温かみが空間に上質な雰囲気を演出します。

ウォールナットの主な用途は、次の通りです。

家具ダイニングテーブル、チェスト、デスク
内装フローリング、壁面パネル、建具
小物時計、額縁、工芸品
楽器ピアノ、ギターなどの高級楽器
【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説
ウォールナットのテーブル(出典:家具蔵
【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説
ウォルナット ウクレレ(出典:島村楽器

プロのデザイナーからも絶大な支持を得ている木材です。

密度が高く耐久性に優れる

ウォールナット木材は高い密度により、優れた耐久性を持っています。広葉樹特有の緻密な組織構造により、比重0.55~0.66という適度な重量感があります。密度の高さが、長期使用に耐える強度を生み出しています

木材種類気乾密度(g/cm³)圧縮強度耐久年数
ウォールナット(広葉樹)0.55~0.66高い100年以上
オーク (広葉樹)0.60~0.75非常に高い100年以上
パイン(針葉樹)0.35~0.50低い30~50年

中程度の耐久性により比較的加工にも向いており、世代を超えて使い続けられる家具材として重宝されています。

温度や湿度による変形が少ない

ウォールナット木材は寸法安定性(元の形状やサイズを維持できる能力)に優れ、環境変化による変形が少ない特徴があります。広葉樹のなかでも特に木材組織が均一で、乾燥時の収縮率が小さいためです。適切に乾燥処理された場合、反りや割れなどの変形リスクが大幅に軽減されます。

収縮率柾目方向0.14~0.17%、板目方向0.23%(サクラ材は柾目方向0.17%、板目方向0.31%)
変形リスク低い(適切な乾燥材の場合)
メンテナンス年1~2回のワックスがけで十分

ウォールナットは、精密な家具製作や楽器製造にも安心して使用できる木材です。

経年変化による色味や質感の変化

ウォールナット木材は経年変化により、時間とともに色や艶などの質感に変化が起こります。紫外線や酸素の影響で木材内部の成分が徐々に変化し、色調が明るく豊かになります。経年による自然な変化は、人工的には再現できない美しさを生み出します。

経年時期色合いの特徴質感の特徴
初期紫がかった濃い焦げ茶色、黒に近い深みある色ややマットでさらっとした手触り
5年後明るくなり、赤みや茶褐色が増し温かみのある色合いにしっとり滑らかになり艶が増し高級感が出てくる
10年後さらに明るくなり、自然でまろやかな色調に滑らかでしっとりとした肌ざわりになり味わい深くなる
【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説
左:2~3年使用後 右:新品(出典:マルミヤ

美しい経年変化こそが、ウォールナット家具を一生ものたらしめる、大きな魅力です。

ウォールナットの幅広い用途

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説

ウォールナットは、優れた特徴により幅広い分野で活用されています。美しい色合いと高い耐久性、加工のしやすさが評価され、高級家具から建築材料まで多様な用途で重宝されています。ここでは、主な用途について詳しくまとめました。

家具

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説
ウォールナット チェスト(出典:たきざわ

ウォールナット木材は高級家具材の代表格として、世界中で愛用されています。

深いチョコレートブラウンの色合いと美しい木目が、どんなインテリアスタイルにも上品な印象をプラス。広葉樹特有の高い密度により、長期間の使用にも耐える優れた強度をもっています。家具としての主な用途は次の通りです。

家具としての主な用途
  • ダイニングテーブル:大型テーブルでも反りが少ない
  • チェスト・キャビネット:美しい木目を活かした収納家具
  • デスク:重厚感のある書斎用家具
  • ベッドフレーム:耐久性を活かした寝室家具

経年変化により色が深まるため、使い込むほどに愛着が湧く家具になるでしょう。

フローリング

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説
ウォールナット 無垢フローリング(出典:株式会社マルホン

ウォールナットフローリングは、美しさと実用性で高い評価を得ています。

広葉樹特有の硬質な性質により、傷がつきにくく長期間美しい状態を保てます。深い色合いが空間に落ち着いた高級感を演出し、モダンな住宅から伝統的な建築まで幅広く対応できます。ウォールナットフローリングの特徴は、以下の通りです。

ウォールナットフローリングの特徴
  • 耐摩耗性:日常の使用で傷がつきにくい
  • 寸法安定性:湿度変化による反りや隙間が少ない
  • メンテナンス性:定期的なワックスがけで美しさを維持
  • 経年変化:時間とともに変化する色合い

無垢材のウォールナットフローリングは、一生ものの床材として選ばれています。

インテリア素材・パネル材

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説
ウォルナット パネル材(出典:株式会社オオムラ

ウォールナットはインテリアパネル材として、空間に上質な雰囲気をもたらします。美しい木目と深い色調が、壁面や天井のアクセント材として優れた効果を発揮します。広葉樹の安定した材質により、大型パネルでも変形が少なく安心して使用可能です。

インテリア素材やパネル材としての主な用途は、以下の通りです。

インテリア素材やパネル材としての用途
  • 壁面パネル:リビングや寝室の特徴的な壁面装飾
  • 天井材:高級感のある天井仕上げ材
  • 建具:ドアや窓枠の化粧材
  • カウンター材:キッチンやバーカウンターの天板

ウォールナット材の温かみが、住空間全体の品格を高めてくれます。

そのほかの用途

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説
ウォールナット お皿(出典:WY

ウォールナット木材は家具や建材以外にも、さまざまな分野で活用されています。

優れた加工性と美しい仕上がりにより、精密な工芸品から楽器まで幅広い用途で重宝されています。特に、経年変化による色の深まりが価値を高める製品にぴったりです。ウォールナット材が使われる、主なアイテムは次の通りです。

ウォールナット材が使われる主なアイテム
  • 高級楽器:ピアノ、ギター、バイオリンなど
  • 工芸品:彫刻、置物、装飾品
  • 時計:木製時計ケースや文字盤
  • 食器:サラダボウル、カッティングボード
  • 小物:ペン立て、額縁、アクセサリー

広葉樹ウォールナットのもつ上質感が、製品の価値を高めてくれるのです。

無垢ウォールナットと集成材の違い

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説

広葉樹ウォールナットは、無垢材と集成材で大きく特徴が異なります。無垢ウォールナットは一枚板から作られた天然木材で、木本来の美しい木目と高級感をもちます。一方、集成材は小片を接着剤で貼り合わせた人工的な木材です。違いを理解することで、用途や予算に応じた最適な選択が可能になります。

無垢ウォールナットと集成材の主な違いを、表にまとめました。

無垢材ならではの高級感と耐久性

無垢ウォールナットは、ほかの木材にはない独特の魅力と優れた耐久性をもちます。天然ウォールナット特有の深い茶色と美しい木目があり、経年変化により色が変化し艶が増すのも大きな特徴です。また、硬度が高く傷つきにくいため、家具として長期間使用できます。

無垢ウォールナットは家具材として価値が高く、高級家具を求める方の有力な選択肢となります。

集成材とのコスト・用途の比較

集成材は無垢材より安価ですが、用途に応じて適切な選択をすることが重要です。製造方法とコストに大きな差があり、無垢ウォールナットは希少な天然木材のため高価格帯になります。集成材は量産可能で価格を抑えられますが、天然木の特徴は失われます。

無垢材と天然木の主な違いは次の通りです。

項目無垢ウォールナット集成材
価格高価(㎡あたり2~5万円)安価(㎡あたり5千~1万円)
木目天然の美しい模様で、独特の深みと味わいがある人工的な継ぎ目が見える可能性あり
経年変化色合いの変化や艶により高級感向上劣化により色あせ
耐久性天然木ならではの高い耐久性接着剤の劣化リスクがあり、耐久年数がやや短くなる可能性も

長期使用する高級家具には無垢材、コストを抑えたい場合は集成材を選ぶのが賢明です。

ウォールナット材を選ぶ際のポイント

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説

広葉樹ウォールナットの魅力を最大限に活かすには、適切な選択が重要です。木材の特徴を理解し、産地や色合い、用途に合わせた選択をすることで理想的な仕上がりが実現できます。安全性や環境基準、信頼できる業者選びも含めて、後悔しないウォールナット選びのポイントを解説します。

ポイントは次の通りです。

木材の種類と産地を確認する

ウォールナットの種類と産地により、木目や色合いが大きく異なります。たとえば、アメリカ産は濃い茶色で木目が美しく、ヨーロッパ産はやや明るい色調になります。また、同じ産地でも個体差があるため確認が必要です。

産地による見た目の違いは、次の通りです。

産地見た目の特徴価格画像
アメリカ産深い茶褐色、はっきりした木目高級材で比較的高価
出典:サシケイ家具
ヨーロッパ産明るめの茶色、穏やかな木目アメリカ産より価格はやや安めだが希少性はある出典:千年家具
日本産(オニグルミ)明るい黄褐色~淡い褐色で、やわらかく温かみのある木目国産材としては希少材だが、価格はやや控えめ

用途や好みに応じて適切な産地のウォールナットを選びましょう。

好みの色合いを選ぶ

ウォールナットの色は個体差があるため、実際に確認して選択することが大切です。

同じ広葉樹ウォールナットでも、辺材と心材で色が異なり、経年変化も個体により差があります。辺材は明るいクリーム色、心材は濃い茶色といった傾向があります。

色選びのポイントは次の通りです。

ポイント説明
色合いの特徴紫がかった黒褐色や茶褐色、赤みのある複雑なグラデーションのものは、より高級感を演出できる
経年変化を考慮する5~10年で1~2段階明るくなるため、長期使用を見越して色の変化も含めて選ぶ
統一性同一ロットから選ぶと色ムラが少ない
インテリアとの相性・白やグレー、ベージュなどの明るいニュートラルカラーとよく合う
・グリーンやブルー、パープルなどをアクセントカラーにすると個性的な印象
部屋の明るさとの調和自然光と人工光で見え方が変わるため、部屋の採光や壁・床の色とのバランスを考慮する

ウォールナット材の色選びでは、「色の深み・経年変化・インテリアとの調和」を意識するのがポイントです。可能であれば実物サンプルで色合いを確認し、将来の経年変化も考慮して選択しましょう。

用途によってサイズ・厚み・塗装方法を確認する

ウォールナットの仕様は、使用目的に応じて適切に選択しましょう。家具の種類や使用環境により、必要なサイズや厚み、塗装仕様が大きく異なります。テーブル天板なら厚み30mm以上、床材なら15mm程度が適切です。塗装も用途により選択肢が変わります。

用途推奨厚み塗装方法重視するポイント
テーブル天板25~40mmウレタン塗装耐水性重視
フローリング15~20mmUV塗装耐摩耗性重視
家具材18~25mmオイル塗装質感重視
カウンター材30~50mmウレタン塗装強度と耐久性

使用目的を明確にして、最適な仕様のウォールナットを選択することが重要です。

安全性や環境基準を確認する

ウォールナット選びでは、健康と環境への配慮も重要な判断基準となります。接着剤や塗料に含まれる化学物質が室内環境に影響する可能性があります。特に、集成材や合板には接着剤が使用されており、ホルムアルデヒド等の影響に注意が必要です。無垢材でも塗料の安全性確認は欠かせません。

次のような基準を確認することで、安全性や環境基準を確認できます。

基準意味
F☆☆☆☆(フォースター)ホルムアルデヒドの放散量がもっとも少ない。使用面積に制限がなく建築基準法でもっとも安全な等級。
FSC認証持続可能な森林管理を行っていることを証明する国際認証。
自然塗料使用植物性オイルなど人体に無害で化学成分を使わない塗料。安全で環境に優しく素材の風合いを生かす。
VOC低減揮発性有機化合物(VOC)の放散量が低い。室内空気の質を守り、健康被害を抑えるための基準や対策。

各種認証マークや安全基準を確認して、安心できるウォールナットを選びましょう。

信頼できる販売店や施工業者を選ぶ

高品質なウォールナット家具を実現するには、専門知識をもつ業者選びが不可欠です。ウォールナットは高価な木材のため、品質の見極めや適切な施工技術が欠かせません。経験豊富な業者なら、木材の特徴を活かした提案や長期保証も行ってくれます。また、アフターメンテナンスの対応も重要な判断基準となります。

信頼できる業者の選び方を表にまとめました。

ポイント説明
実績確認ウォールナット取扱い年数と施工例が豊富
資格保有建築士や家具製作技能士等の専門資格がある
保証制度材料・施工の長期保証体制が整っている
相談対応木材知識に基づく適切なアドバイスをしてくれる
アフターサービスメンテナンス方法の指導があるなど、丁寧に対応してくれる

複数業者を比較検討し、総合的に信頼できるパートナーを選択することが大切です。

ウォールナットとよく比較される木材

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説

広葉樹ウォールナットを選ぶ際、ほかの高級木材との比較検討が重要です。世界三大銘木のマホガニーやチークをはじめ、日本のケヤキ、手頃なクリ材など、それぞれ異なる特徴があります。色合いや経年変化、価格帯を比較することで、用途に合う木材の選択が可能です。

マホガニー材|希少価値が高い高級木材

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説
出典:家具蔵

マホガニーは世界三大銘木のひとつで、ウォールナットと並ぶ最高級の家具材です。美しい赤褐色と優雅な木目が特徴で、加工性に優れています。しかし、ワシントン条約により輸入制限があり希少性が高まっています。ウォールナットの濃い茶色に対し、マホガニーは明るい赤茶色が特徴です。

色合い赤褐色(ウォールナットは茶褐色)
価格帯ウォールナットよりやや割高価
希少性輸入制限により入手困難
経年変化色が深まり光沢が増す
用途高級家具、楽器、船舶内装

予算に余裕があり希少性を重視する場合はマホガニー、実用性を求めるならウォールナットが適しています。

チーク材|ウォールナットと並ぶ世界三大銘木

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説
出典:丸萬

チークは優れた耐久性と美しい金褐色で、ウォールナットと双璧をなす高級木材です。天然の防虫・防腐成分を含み、屋外使用でも長期間劣化しません。船舶デッキ材としても使用される高い耐水性があります。ウォールナットが室内向けに対し、チークは屋外でも使用可能な点が大きな違いです。

色合い美しい金褐色
価格ウォールナットよりも高価
希少性世界的な伐採規制の流れにより年々入手が困難
経年変化 タール成分蒸発で黒模様が薄れ、濃い茶色に変化
用途ウォールナットは室内家具中心に対してチークは屋外デッキ・船舶など

屋外使用や高耐久性を求める場合はチーク、室内の美しさを重視するならウォールナットを選択しましょう。

ケヤキ材|日本を代表する広葉樹

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説

ケヤキは日本古来の銘木で、ウォールナットとは異なる和の美しさをもちます。はっきりとした木目と黄褐色の美しさが、日本建築に適しています。神社仏閣や高級和家具に使用される伝統的な木材です。ウォールナットの洋風な雰囲気に対し、ケヤキは和の空間に調和する特徴があります。

色合い淡い黄褐色~オレンジ色
価格国産材として比較的高価
希少性国内産だが大径木が少なく、希少性が高い
経年変化深みのある飴色に変化し、木目が際立ち美しい艶が生まれる
用途和風家具、座卓、床材、内装建材など幅広く利用

和風建築や伝統的な家具には ケヤキ、モダンな空間にはウォールナットが最適です。

クリ材|手頃ながら高い耐久性

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説

クリ材は価格が手頃でありながら、優れた耐久性をもつ実用的な広葉樹です。タンニンを多く含み腐りにくく、湿気に強い性質があります。ウォールナットの3分の1程度の価格で入手でき、コストパフォーマンスに優れています。色は明るい茶色で、ウォールナットほど濃くありません。

色合い明るい茶色(経年で濃くなる)
価格帯・ウォールナットよりも安価・国産材としては中〜高価格帯
希少性国産広葉樹の中では比較的流通量は多い
経年変化経年で黄色や飴色味を帯びて濃くなり、木目が際立ち深みが増す
用途構造材、家具材、床材など多用途

予算を抑えつつ耐久性を求める場合はクリ材、高級感を重視するならウォールナットを選択するのがおすすめです。

ナラ材|ナチュラルな雰囲気が魅力

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説

ナラ材は明るく上品な色合いで、ウォールナットとは対照的な魅力をもつ広葉樹です。淡い黄褐色の美しさと適度な硬さが、家具材に適しています。ウォールナットの重厚な印象に対し、ナラ材は軽やかで明るい印象。北欧スタイルの家具によく使用され、ナチュラルインテリアに最適です。

色合い淡い黄褐色(ウォールナットより3段階程度明るい)
価格帯・ウォールナットより比較的安価・国産広葉樹のなかでは中〜高価格帯
希少性国内産で比較的豊富
経年変化徐々に飴色に変化し、高級感が増す
用途家具(特に和家具)、床材、内装材、建築材など

明るく開放的な空間作りにはナラ材、落ち着いた高級感を求めるならウォールナットが適しています。

タモ材|明るい色合いの加工性が良い樹種

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説

タモ材は加工性と価格のバランスに優れる、人気の広葉樹です。適度な硬さと美しい木目をもちながら、比較的安価で入手できます。野球のバット材としても使用される強度があります。色は白っぽい淡褐色で、ウォールナットとは正反対の明るさが特徴です。

色合い淡褐色から白っぽい茶色
価格・ウォールナットより低価格
・国産広葉樹として中価格帯
希少性比較的流通量が多く入手しやすい
経年変化やや黄色味を帯びた変化
用途家具材、建具、スポーツ用具など

コストを抑えて明るい色合いを求める場合はタモ材、高級感と深い色を重視するならウォールナットを選択しましょう。

高品質な国産広葉樹のことなら山仁物産まで

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説

国産オニグルミをはじめとする、高品質な広葉樹木材をお探しなら、豊富な実績と専門知識を持つ山仁物産にお任せください。

【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説
【銘木】広葉樹ウォールナットの魅力|家具に選ばれる無垢木材の特徴を解説

厳選された無垢材の特徴を活かし、お客様の用途に最適な木材をご提案いたします。経年変化や色合いについても詳しくアドバイスし、理想の仕上がりを実現いたします。山仁物産では、多彩な広葉樹木材をオンラインで手軽にご購入いただけます。無垢材ならではの風合いを、ぜひご体感ください。

ウォールナットは高級感あふれる世界三大銘木

広葉樹ウォールナットは、マホガニー・チークと並ぶ世界三大銘木として確かな地位を築いています。深い茶褐色と美しい木目、年月とともに味わいが深まる素材の魅力が、数百年愛され続ける理由です。現代でも高級家具材として価値は不変で、格別な美しさは使う人の生活に豊かさをもたらす真の銘木といえるでしょう。

山仁物産では、この世界三大銘木のひとつであるウォールナットをはじめ、厳選された広葉樹材をご用意しています。重厚で気品ある素材を、家具やインテリアにぜひお役立てください。